コラム詳細

2023/01/26(木)
コラムサテライトオフィスのススメ
サテライトオフィスという言葉をご存知でしょうか?
今回はサテライトオフィスとは何か、他のオフィスとどう違うのか、社員にとってどのようなメリットがあるのかという疑問にお答えします。
さらに、ビジネスに最適なサテライトオフィスを選ぶためのコツや方法についてもご紹介します。
サテライトオフィスの設立に興味のある方、またはサテライトオフィスについて知りたい方は、ぜひご一読ください。
サテライトオフィスとは
サテライトオフィスとは、通勤時間帯の公共交通機関の混雑が激しい都心部を避けて、自社の本拠で行う業務と同等の仕事をできるように情報・通信設備を整え、かつ勤務者の自宅により近い、または混雑が少ない経路で通勤できる場所に立地したオフィスのことです。
参考記事:ウィキペディア
サテライトオフィスの種類
都市型サテライトオフィス
一般的に都市部に置くサテライトオフィスのことを都市型サテライトオフィスと呼ばれています。
新規事業の立ち上げや営業の拠点など、本社とは別の役割を担うために使用されるケースが多く、地方に本社を持つ企業が都市にオフィスを設置することで、交通の利便性が高くなり、本社との無駄な行き来を減らすことができます。
郊外型サテライトオフィス
一般的に郊外に置くサテライトオフィスのことを郊外型サテライトオフィスと呼びます。
本社までの通勤時間が長すぎる、育児や介護との両立が難しいなどの理由で、優秀な人材が離職してしまうのを防ぐため、都市部に本社を持つ企業が 、郊外のベッドタウンにサテライトオフィスを用意するケースや、コスト削減、人件費の削減を目的とするケースなどがあります。
地方型サテライトオフィス
一般的に人口の少ない田舎に置かれるサテライトオフィスのことを地方型サテライトオフィスと呼びます。
地方の人材を活用することや都市部よりオフィスコストを低減できる事が期待できます。
サテライトオフィスが注目される理由
サテライトオフィスの魅力は、社員が時間を効率的に活用できる点です。
本社への通勤時間や営業先への移動時間などを減らすことにより従業員のストレスが軽減され満足度の向上にも繋がります。
多くの企業でテレワークの導入が進んだことや、それに伴いコミュニケーションツールなどデジタルツールの導入が進んだこともサテライトオフィスが注目される大きな要因です。
サテライトオフィスを活用するメリット・デメリット
少子高齢化により生産年齢人口が大幅に減少する中、企業は、従業員の仕事と親の介護の両立など、さまざまな要求に対応する難しさを抱えています。サテライトオフィスは、このような問題を解決する一つの方法となりますので、サテライト拠点の構築を検討している企業にはメリットです。そのほかのメリット・デメリットも見てみましょう。
メリット
コスト削減
社員が自宅から近いサテライトオフィスを利用することで、交通費を節約することができます。
また、都市部に拠点を設けるとオフィスの賃料の負担が大きくなります。都心部だけでなく、郊外や地方にも従業員を配置することで、コスト削減を図ることが可能です。
人材確保
テレワークやサテライトオフィスの導入で、育児や介護などのプライベートの時間を確保しやすくなります。そうすれば、仕事と家庭を両立させることができ、ワークライフバランスが実現すれば離職を減らす事も期待できます。
採用の幅を広げることができる
優秀な人材でありながら、育児や介護などの家庭の事情で都市部に出られない人も存在します。サテライトオフィスを地方に設置すれば、都市部に限らず多くの人にアプローチすることが可能です。採用の幅が大きく広がり、地方に住んでいる優秀な人材を新たに確保できるかもしれません。
BCP(事業継続計画)対策
火災や地震などの自然災害やテロ攻撃などの危機発生時にビジネスを継続するために、地方にオフィスを設置することでリスク分散に繋がります。
デメリット
業務指示や勤怠管理が難しくなる
勤務時間の把握が難しい、勤務態度が分かりにくい、従業員の適正な評価が難しいなどテレワークは、従業員が見えないため、勤怠に関する把握が難しくなります。その際は勤怠管理システムや管理ツールの導入を検討してみるのもよいでしょう。
周囲の状況が把握しにくくなる
遠隔コミュニケーションになるので、プロジェクトの進捗や担当者同士の温度感が伝わりにくくなります。また、オフィス内であれば対面で容易にコミュニケーションが取れていましたが、サテライトオフィスの社員とはなかなかそうはいきません。離れていてもオンラインミーティングなどを行い仕事内容の進捗管理をしたり、コミュニケーションは常に取っておく必要があります。
企業秘密にかかわる情報の管理が問題となる
情報漏えいリスクや法的保護の毀損への懸念から、テレワークへの切り替えを躊躇するケースも想定されますが、適切な管理を行いながらテレワークを推進することでリスクを低減出来るものと考えられます。
ツール導入でコミュニケーション不足も解消
サテライトオフィスを導入する際には、従業員が業務を円滑に行える環境整備も重要となります。従業員同士がコミュニケーション不足に陥らないように、メールや電話、Web会議システムやビジネスチャット、各種管理ツールも必要となります。
従業員が期待するさまざまな働き方への要望を支援
サテライトオフィスによる働く場所の多様化は、社員の柔軟な働き方を可能とし、これからのビジネスを発展させる施設として注目を集めています。地方創生・地域活性化や新型ウイルスの感染拡大防止においても、効果が期待されています。
サテライトオフィスやテレワークは、政府が進める「働き方改革」の取り組みにプラスになるものです。そのため、社内LANとサテライトオフィスを組み合わせる企業や、他の事業者と協力してスペースを共有する企業など、その魅力は大きく広がっています。サテライトオフィスと似たようなオフィス形態として、コワーキングスペースやシェアオフィスがあります。
オギャーズのコワーキングスペースはサテライトに必要な環境が整備されている
コワーキングスペースは1人からでも利用出来、オギャーズのコワーキングスペースは会議室もご用意しています。オフィスを用意すると電気代、オフィス用品など固定費も大きくなるのでサテライトオフィスを検討する際はコワーキングスペースやシェアオフィスも視野に入れてはいかがでしょうか。
オギャーズのコワーキングスペースの最大の特徴は、人と人とのつながりを生む“機能”や“サービス”が設けていることです。しかもただつながるだけでなく、それが具体的なシナジーにまで発展するための環境が整っています。
新天地での活動をスムーズに行うことが出来るでしょう。