コラム詳細

2023/02/26(日)
コラムスタートアップとは?ベンチャー企業との違い
最近よく話題になる「スタートアップ企業」。これまで新しい企業を指す場合に使用してきた「ベンチャー企業」との違いについて、漠然としたイメージのみでよくわからないという方も多いと思います。
今回は、ベンチャー企業とスタートアップ企業の違いや、スタートアップ企業の特徴について解説します。
中小企業、ベンチャー企業とは
「中小企業」は中小企業基本法で定義が定められている「大企業と区別される中小規模の企業のことです。
「ベンチャー企業」は、中小企業のように明確な定義があるわけではありません。しかし、日本政策金融公庫が発行している「よくわかる現代のベンチャー企業」によると、次のような特徴を持つ企業を「ベンチャー企業」と呼ぶことが多いようです。
「革新的なサービスを開発している、イノベーションを起こす企業である、創業から数年しか経っていない若い企業である」などです。既存のサービスとは異なる新しいサービスによってイノベーションを生み出しているといえば、イメージしやすいかもしれません。
また、比較的若い人が中心となって活躍し、今後の成長・発展が期待できる企業であることが多いようです。
スタートアップとは
「スタートアップ」とは、広義には、新しいアイデア、コンセプト、または技術から製品やサービスを開発することを目的としたビジネスベンチャーです。
高い成長性が期待できる反面、成功の保証はありません。技術系のスタートアップ企業が目立つことが多いですが、ほとんどすべての業界にスタートアップ企業が存在しています。
スタートアップ企業は比較的小規模からスタートし、創業者は通常、限られたリソースと資金しか持っていません。成功するためには、スケーラブル、かつ無駄のないビジネスモデルを見つけることに注力し、ビジネスの拡大を後押しするパートナーシップや投資協力先を探します。
また、入念なプランニングと戦略に大きく左右されます。短期間で結果を出していく必要があり、業界動向、戦略的投資、マーケティング戦術など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
ベンチャーとスタートアップの違い
スタートアップ企業とベンチャー企業の違いは、短期間での目標達成を狙っているか、中長期的な目標達成を狙っているかというものがあります。
ベンチャー企業は、中長期的な企業成長を目指すのに対し、スタートアップ企業は、コンパクトな期間での実りある発展と、場合によってはバイアウトを目指すこともあります。
また、スタートアップが成功した企業は、ベンチャー企業と言われるようになります。
スタートアップで起業するメリット・デメリットは?
スタートアップで起業を考えている方に向けて、スタートアップのメリット・デメリットをご紹介します。
スタートアップならではの裁量があり、自分で何かを生み出すのはとてもやりがいがあります。しかし、資本が潤沢でない場合が多く、リスクが高いというデメリットもあります。スタートアップで活躍できるのは、好奇心が旺盛でチャレンジできる人、既成概念にとらわれない探究心旺盛な人。スタートアップのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット
裁量がありやりがいがある
何もないところから何かを生み出すのは大変なことですが、それが実を結び、世の中に伝播し、結果として多くの人のためになるものを作り上げるのは素晴らしいことです。既存の商習慣や常識にとらわれず、何をするにも「0→1」になりますが、やりがいがあります。
貴重な経験が積める
会社を成長させるため、あらゆる手段を検討し、試行錯誤していく中で、成功・失敗の経験も踏まえ事業を作り上げる経験は、とても貴重なものです。
デメリット
倒産のリスクがある
スタートアップ企業の多くは財務体質が盤石というわけではありません。さらに、環境の変化やライバル会社の出現で、一気に経営が傾く可能性もあります。
給料や福利厚生面での不満を感じることも
上記と同じ理由になりますが、資本が潤沢でない場合が多く、役員報酬、従業員の給料などでは厳しい面もあります。
スタートアップに向いている人
好奇心が旺盛でチャレンジできる人
既成概念にとらわれない探究心旺盛な人が活躍できる環境です。また、スタートアップ企業では、これまでにない活動や失敗してしまう活動もあるので、どんな困難があっても、それを乗り越えようとする気概や向上心がある人が向いています。
今後、起業や独立を考えている人
今後、起業や独立を考えている人にとっては、幅の広い業務やより経営者に近い業務に関わる機会が得られるため、自分自身で起業する前に、スタートアップに入社し、経験することは独立時に役に立つでしょう。
スタートアップ時は環境を大切に
スタートアップは事業の成功確率を上げるためにもメンターや専門家、先輩起業家の声を聞ける環境を作っていく事が重要です。自分では考えられない多角的な視点で事業について分析し、有益な情報を提供してくれたり、自身の経験から何がベストかという明確なアドバイスをもらえるなど、メンター、専門家などの役割は重要です。
また、異業種交流会や起業家のコミュニティは、学びやビジネスチャンスを得る機会として有効です。
ビジネスを成功させるためメンターへの相談やコミュニティに参画するメリットは多々あります。これらのメリットを最大限活かすには、その場だけではな継続的なコミュニケーションが必要で【重要】です。
スタートアップ時は環境を大切に
オギャーズのコワーキングスペースの最大の特徴は、人と人とのつながりを生む“機能”や“サービス”を設けていることです。しかもただつながるだけでなく、それが具体的なシナジーにまで発展するための環境が整っています。
大阪・京都でコワーキングスペース「オギャーズ」を展開している株式会社ツクリエは、起業前の方や起業家、スタートアップを応援するプロフェッショナルとして、起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターの皆さまを支援するクリエイティブ創造事業を中心に事業展開しています。
起業を目指す方、起業家の方を支援するイベント企画や相談事業、アクセラレーションプログラムの開発から、起業家の方との協同事業、商品開発、プロデュースなど、行っている事業は多岐に渡ります。
ツクリエが運営する拠点全体のイベント開催数は、年間約800本(年間概算)。全国で、交流会や相談会、起業家のための専門家によるウェビナーやコンテンツを多数行っています。オギャーズ主催のイベントだけでなく、ツクリエの他施設で開催するイベント情報もご案内していますので、ぜひご参加ください。
オギャーズでは無料で実施する専門家による経営相談や、インキュベーターによるサポート、金融機関・ベンチャーキャピタルのご紹介、ビジネスマッチングが可能!働き方に合わせて、いつでも仕事が始められる環境も大きな魅力です。ソフト・ハードの両面からあなたのビジネスの加速をサポートします。
つまり、オギャーズでは、メンタリングやコミュニティ形成も可能です。
サポート事例の1つを挙げると、起業準備又は起業直後の方やビジネスアイデアを誰かに聞いてほしい方に向けた専門家相談会を定期的に開催しています。無料で気軽にご参加いただけるので、オギャーズのオープン当初から続くご長寿イベント(コンテンツ)となりました。
専門家相談会では、よく以下のような内容をご相談いただきます。
- ビジネスアイデアのブラッシュアップ、壁打ち
- 起業に必要な各種手続きのアドバイス
- 資金調達方法についてのディスカッション
- プロダクトやサービスの知財戦略などを考える
- 創業間もない自社の経営課題を整理
また、コワーキング利用者は金融機関やVC紹介、全国17拠点の起業支援施設のナレッジを活かしたイベントやサポートも利用できます。
オギャーズはどこにあるの?
オギャーズは大阪/梅田と京都/御池の2拠点で展開しています。
オギャーズ梅田
大阪/梅田の巨大ターミナルが集結するエリアの地下街「泉の広場」ゾーンM10出口より徒歩3分。周辺には「泉の広場」へ続く地下街や、東通り商店街をはじめとした飲食スポットがあります。オギャーズ梅田での打合せや商談後、そのまま近くで食事が出来るので、コミュニケーションがあっという間に深まる…かも知れません。人気店もたくさんあるので昼休憩が楽しみになりますよ。オンもオフも充実するエリアです!
〈オギャーズ梅田〉
大阪メトロ谷町線東梅田駅より徒歩7分
御堂筋線 梅田駅・堺筋線 扇町駅 徒歩9分
阪急電鉄 大阪梅田駅 徒歩9分
JR大阪駅 南口 徒歩11分
オギャーズ御池
京都の代表的なビジネス街に位置する、地下鉄烏丸線「地下鉄烏丸御池駅」から徒歩4分の好立地。
閑静なビジネス街として知られるこの地域には、京都らしさが散りばめられたおしゃれな雰囲気、且つリーズナブルな飲食店が数多く並びます。和菓子から洋菓子までスイーツのお店もあるので、甘いものが好きな方にもおすすめ。また、「祇園まつり」のハイライトのひとつ、「山鉾巡行」が行われるエリアであり、近所に鉾が並んだり、夜にはお囃子が聞こえてきたり…京都の風情も感じることができます。
〈オギャーズ御池〉
地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」から徒歩約4分
阪急京都線「烏丸駅」から徒歩約10分
まずは問い合わせから見学会に参加し、スタッフに相談したり、非会員さんも参加が出来る交流会に参加して雰囲気を感じていただくのがおすすめです。